連絡事項

月報クリップボードに掲載すべき情報をご存じの方は、運営委員・月報担当までご連絡ください。

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月報メールが戻ってくるアドレスがいくつかあります。研究会前にもかかわらず月報が届かないという方は急ぎご連絡ください。



2013年3月29日金曜日

4月6日:第197回研究会


日時:4月6日(土曜日)午後2時

諸般の事情で報告者と報告判例に変更があります。ご注意ください。
報告者:鈴木秀美氏(大阪大学)
判例:2012年1月25日の連邦憲法裁判所第一法廷第一部会決定 1 BvR 2499/09, 1 BvR 2503/09
http://www.bundesverfassungsgericht.de/entscheidungen/rk20120125_1bvr249909.html

 未成年の有名人が起こした騒動に関するインターネットによる報道の差止め(ネット記事の削除)を認めた民事裁判所の判決について、表現の自由(基本法5条1項1文)に対する侵害が認められた事件。

 本報告では、実名公表を理由に光市母子殺害事件の死刑囚が求めた損害賠償と出版差止めについて、損害賠償請求を一部認めながら、出版差止めを否定した広島地裁判決(平成24年5月23日判例時報2166号92頁)との比較も行う予定です。

2013年3月28日木曜日

クリップボード@月報第207号

・青柳幸一
「三段階審査論の問題性」明治大学法科大学院論集12号(2013年)

・太田航平
「ワイマール憲法における憲法改正限界論―ワイマール憲法76条解釈をめぐって―」中央大学大学院研究年報42号(2013)3/23頁

・押久保倫夫
「関係概念としての『人間の尊厳』」東海法学46号

・栗城壽夫
「ディーター・グリムの『規範力』論」名城ロースクール・レビュー26号

・小山剛
「米びつと震災」自治研究89巻2号

・鈴木秀美
「通信・放送の融合で揺らぐ放送概念と今後の方向性」放送メディア研究10号(2013)129~157頁

・鈴木秀美
「インターネット社会のリスクと課題」長谷部恭男編『法律からみたリスク 新装増補 リスク学入門3』(岩波書店、2013)37~56頁

・中西優美子
「欧州安定メカニズム条約と財政規律条約のドイツ基本法との合憲性」貿易と関税Vol.61 No.4

・中西優美子
「ドイツ連邦憲法裁判所によるEU機関の行為に対する権限踰越コントロール」自治研究89巻4号

・西土彰一郎
「通信・放送融合時代の公共放送のあり方ー財源問題を素材にして」放送メディア研究10号(2013)209~240頁

・福王守
「ドイツ基本法における『国際法への友好性原則』」駒沢女子大学研究紀要19号

・ラルフ・ポッシャー/松原光宏・土屋武訳
「人間の尊厳と核心領域保護―基本権思考の空間化の危険について―」比較法雑誌46巻3号(2012)119/146頁

・ラルフ・ポッシャー/松原光宏・土屋武訳
「タブーとしての人間の尊厳」比較法雑誌46巻4号(2013)115/136頁

2013年3月4日月曜日

3月2日:第196回研究会

日時:3月2日(土曜日)午後2時
場所:専修大学神田キャンパス1号館(高い建物)8C会議室
(いつもの8号館(法科大学院)とは異なりますからご注意ください)
報告者: Karl-Friedrich Lenz 氏 (青山学院大学)

判例:連邦憲法裁判所2012年9月12日第二法廷の判決 (「 ユーロ救済 」 )
ユーロを採用した加盟国に関する安定制度に関してEU運営条約136条を改正した欧州理事会 2011年3月25日決定に関する法律(Bundestagsdrucksachen 17/9047, 17/10159) (「136条法」)、欧州安定制度を整備する2012年2月2日条約に関する法律(Bundestagsdrucksachen 17/9045, 17/10126)(「安定制度条約法」)および欧州安定制度への融資に関する法律(Bundestagsdrucksachen 17/9048, 17/10126) (「安定制度融資法」)に対する仮処分の申請を棄却する。但し、欧州安定制度整備条約(Bundestagsdrucksache 17/9045, Seite 6 ff.)の批准は、国際法上に以下の点について解釈の確認が確保されていることを前提とする。

1.欧州安定制度整備条約8条5項1文は、ドイツ連邦共和国の全ての支払い義務を条約付属書IIで起債された金額に限定し、ドイツ代表の承認なくドイツ連邦共和国のより高額な支払義務を成立させるように、条約の規定を解釈してはならない。

2.欧州安定制度整備条約32条5項、34条、35条1項は、連邦議会および連邦参議院に包括的に報告することを妨げない。

2013年3月3日日曜日

クリップボード@月報第206号

工藤達朗
「『法律の留保』の付いた基本権」法学新報119巻7・8号(2013年)205/216頁

ハンス=ウーヴェ・エーリッヒセン/工藤達朗訳
「ドイツにおける憲法異議による基本権保護」比較法雑誌46巻2号(2012年)35/54頁

石村修
「フランクフルト飛行場における集会・デモ規制」専修ロージャーナル第8号(2013年)133/151頁

鈴木秀美
「原子力災害と知る権利――危機における情報公開と危機対応の検証の観点から」奥平康弘・樋口陽一『危機の憲法学』(弘文堂、2013年)261/285頁