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ドイツとの共同研究について

【「日独憲法対話」の開催について(報告)】2022/10/27更新

 「日独憲法対話」を2022年9月11日(日)~15日(木)にドイツで開催しました。この会合は、日本側としては、科研費による研究課題「憲法秩序の領域分化をめぐる法的論証作法の日独比較」のための日独研究会という位置づけをしています。今回のテーマは「憲法の発展Ⅳ―憲法比較による憲法の発展」でした。
 予定より1年遅れとなりましたが「日独憲法対話」が実現し、議論もとても盛り上がりました。

【「日独憲法対話2019」の開催について】2018/05/06更新

 「日独憲法対話2017」において、20199月に日本で「日独憲法対話2019」を開催することを日独間で決めました。今後、実現に向けて計画を練ることになります。詳細が決まり次第、月報にてお知らせします。


【「日独憲法対話2017」の開催について】2017/10/03更新

 「日独憲法対話2017」が、2017年9月18日から開催され、無事に終了しました。テーマは、„VERFASSUNGSENTWICKLUNG II―Verfassungsentwicklung durch Verfassungsgerichte“(「憲法の発展 Ⅱ―憲法裁判所による憲法の発展」)でした。日独の交流と相互理解が進んだこともあり、2015年よりも報告・コメントの内容が深まり、討論も活発でした。ドイツ側20人と日本側15人が、シュバルツバルトのホテルで合宿するとともに、フライブルク大学やカールスルーエの連邦憲法裁判所においても関連行事が行われました。本研究会からの参加者は、鈴木秀美代表、畑尻剛会員、西原博史会員、宮地基会員、小山剛会員、高田篤会員、松本和彦会員、毛利透会員、三宅雄彦会員、松原光宏会員、中西優美子会員、玉蟲由樹会員、赤坂幸一会員、林知更会員、大西楠会員でした。最終日には、2年後、日本で「日独憲法対話2019」を開催することを日独参加者間で決めました。

 9月20日には、参加者全員で連邦憲法裁判所を訪問しました。フォスクーレ長官がご自分で法廷、図書館、審議室、執務室等を案内してくださいました。また、「憲法裁判所の対話」という討論会も、連邦憲法裁判所の法廷を会場に開催されました。登壇者は、オーストリア憲法裁判所リーンバッハ裁判官、ドイツ連邦憲法裁判所ブリッツ裁判官、フォスクーレ長官、司会のジャンジャン教授、ヨーロッパ人権裁判所ヌスベルガー裁判官、欧州司法裁判所フォン・ダンビッツ裁判官でした。登壇者は皆さん大学教授です。さらに6人の連邦憲法裁判所裁判官がフロアに参加してくださいました。終了後、連邦憲法裁判所内でレセプションも開かれました。

 この討論会が開催されたことは、連邦憲法裁判所もプレスリリースで公表しています。
Podiumsdiskussion im Bundesverfassungsgericht zum Thema „Dialog der Verfassungsgerichte“
Pressemitteilung Nr. 78/2017 vom 21. September 2017
http://www.bundesverfassungsgericht.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/DE/2017/bvg17-078.html


【「日独憲法対話2017」の開催について】2017/02/24更新
 ドイツ側代表イェシュテット先生がテュッセン財団から助成を受けることができたので、「日独憲法対話2017」が、2017年9月18日から9月22日に開催されることが決まりました。
 テーマは„VERFASSUNGSENTWICKLUNG II―Verfassungsentwicklung durch Verfassungsgerichte“(「憲法の発展 Ⅱ―憲法裁判所による憲法の発展」)です。

今年の日独憲法対話に参加できるのは、イェシュテット教授から正式の招待状を送られたドイツ側20人と日本側15人だけです。本研究会からの参加者は、現時点で、鈴木秀美代表、畑尻剛会員、西原博史会員、宮地基会員、小山剛会員、高田篤会員、松本和彦会員、毛利透会員、三宅雄彦会員、松原光宏会員、中西優美子会員、玉蟲由樹会員、赤坂幸一会員、林知更会員、大西楠会員の予定です。今後、参加を予定している会員の都合がつかなくなった場合、交代の可能性はありますが、会場の広さや、昼食・夕食の食費などをテュッセン財団の助成金で賄うという事情から、15人の枠を超えて日本側から参加することはできません。会員の皆様には、参加枠の限定についてなにとぞご理解くださいますようお願いいたします。

【第1回日独憲法対話の成果公表について】2017/02/24更新

 日本学術振興会二国間交流事業(ドイツとのセミナー)「第1回日独憲法対話」(1. Deutsch-Japanisches Verfassungsgespräch)の成果が、日本とドイツでそれぞれ刊行される予定です。日独の報告とコメント原稿は出そろい、ドイツ語原稿の翻訳も完了目前です。本研究会としては、日本版を遅くとも今年度中には刊行したいと考えています。


【第2回日独憲法対話の開催予定について】2016/08/29更新

 第2回日独憲法対話を、2017年9月18日から9月22日、「憲法裁判権」をテーマにドイツで開催するための準備が進められています。9月18日ドイツ到着、19日から21日に会合とエクスカーション、22日帰国という予定です。イェシュテット教授からの連絡によれば、9月20日午後、連邦憲法裁判所を訪ね、夕食後にはカールスルーエで、フォスクーレ長官や欧州司法裁判所裁判官のフォン・ダンヴィッツ教授(ケルン大学)らによる討論会を行事の一環として開催する予定で、フォスクーレ長官ら参加者のご了解も得られたそうです。
 ただし、この計画を実現するためには研究助成を得る必要があり、日本から何人参加できるかも研究助成の額に左右されます。イェシュテット教授と鈴木代表が相談しながら、いくつかの可能性を探っているところです。


【第1回日独憲法対話について(既報)】

 運営委員会では、フライブルク大学を中心とするドイツ研究者との共同研究を計画しており、2014年9月上旬、日本学術振興会に二国間交流事業として2015年度に日独共同セミナーを日本で開催するための申請をしました。申請が採択された場合は、2015年9月13日(日)に歓迎レセプション、14日(月)・15日(火)に日独共同セミナー、16日(水)に遠足、17日(木)に解散というスケジュールで、慶應義塾大学にて日独共同セミナーを開催します。申請の採否については、わかり次第会員の皆様にお知らせします。
 フライブルク大学のイェシュテット教授とポッシャー教授と鈴木代表が話し合い、作成した計画の概要は以下の通りです。
 2015年に日本で開催する予定の日独共同セミナーのテーマは、「憲法の発展―憲法の解釈、変遷、改正」です。本セミナーは日独憲法学術交流において国際的協働関係を構築することを目的としており、「第1回日独憲法対話」(Erstes Deutsch-Japanisches Verfassungsgespräch)と位置付けられています。交流が単なる個人ベースの単発的交流に終わるのでなく、ドイツを代表する現役世代の第一線の憲法学者の学術的集団との、息の長い組織的な交流の土台作りが今回のセミナー開催の主たる目的です。2016年には、ドイツにおいて「第2回日独憲法対話」を開催する予定です。
   第1回憲法対話において個別テーマとして予定されているのは、
  1. 憲法の役割
  2. 『憲法発展』の概念
  3. 憲法改正とその限界
  4. 自由民主党の日本国憲法改正案
  5. ドイツ基本法10条、13条、16条を例とした憲法改正の必要性と意義
  6. 憲法解釈と憲法変遷
  7. 同性パートナーの憲法による保護
  8. 総括コメント
です。(1)~(7)のテーマについて、報告とそれに対するコメントを組みわせ、(8)も日独それぞれの立場からの総括コメントを予定しています。
 ドイツ側は、日独対話のコアメンバーとして15人を選抜しています。そのうち2015年の日独共同セミナーへの参加予定者は、
  • ペーター・ミヒャエル・フーバー(ミュンヘン大学、連邦憲法裁判所裁判官)
  • クリスチャン・ブムケ(ブッツェリウス・ロースクール)
  • クリストフ・シェーンベルガー(コンスタンツ大学)
  • クリスチャン・ヴァルトホフ(フンボルト大学)
  • ヨハネス・マージング(フライブルク大学、連邦憲法裁判所裁判官)
  • ラルフ・ポッシャー(フライブルク大学)
  • マルティン・ネッテスハイム(テュービンゲン大学)
  • マティアス・イェシュテット(フライブルク大学)です
(ただし、今後、変更になる可能性もあります)。

 この他、コアメンバーとしてリストアップされているのは、
  • ガブリエレ・ブリッツ(ギーセン大学、連邦憲法裁判所裁判官)
  • パスカーレ・カンシック(オスナブリュック大学)
  • クリスチャン・ヒルグルーバー(ボン大学)
  • オリヴァー・レプシウス(バイロイト大学)
  • クリストフ・メラース(フンボルト大学)
  • マティアス・ルッフェルト(イエナ大学)
  • ウヴェ・フォルクマン(マインツ大学)です。
 日本側もこれに対応するコアメンバーとして、
  • 鈴木代表
  • 畑尻会員
  • 林会員
  • 井上会員
  • 石村会員
  • 川又会員
  • 小山会員
  • 松原光宏会員
  • 松本会員
  • 宮地会員
  • 毛利会員
  • 西原会員
  • 三宅会員
  • 高田会員
  • 玉蟲会員
の15人を選抜しました。
 「日独憲法対話」は、日独コアメンバー30人を中心に運営していく予定です。ただし、コアメンバーを選抜したとはいえ、報告者・コメンテーターを上記30人に限定するという趣旨ではありません。報告者・コメンテーターは、その都度、取り上げるテーマに応じてお願いしていく予定です。まずは、2015年の第1回日独憲法対話における報告またはコメントの担当につきまして積極的にご協力ください。2015年9月に日独共同セミナーを開催することが決まりましたら、速やかに報告者・コメンテーターを確定し、2回の準備会を開催する予定です。
 なお、運営委員会では、日本で開催する第1回日独憲法対話については、報告者やコメンテーターを担当されない場合にも、ドイツ憲法判例研究会の会員の多くの皆様にご参加いただきたいと考えています。ご予定くださいますようお願い申し上げます。