コンラートアデナウアー財団が2015年1月29日、ベルリンにて連邦憲法裁判所の2014年の活動を回顧する討論会を開催しました。三宅会員から、また、2月中旬に国会図書館の招へいで来日されたクリスチャン・ヴァルトホフ教授(ベルリン・フンボルト大学)から、情報提供を受けました。討論会の様子はインターネットで動画配信されています(http://www.kas.de/wf/de/33.40304/)。
この討論会はヴァルトホフ教授とショーコプフ教授(ゲッティンゲン大学)が企画されたそうです。取り上げられたテーマは、①ZDF事件判決(3月25日)、②航空交通税事件(11月5日)、相続税事件(12月17日)などの租税法分野の判例、③連邦大統領発言事件(12月16日)などですが、その他の判例に言及している報告も含まれています。公法学者としては、デーゲンハルト教授(ライプチヒ大学)、レプシウス教授(バイロイト大学)、元憲法裁判所裁判官のグリム教授、パウル・キルヒホフ教授、さらに連邦議会ラマート議長、ZDFベルート会長なども報告されており、登壇してはいないものの、連邦憲法裁判所フォスクーレ長官、キルヒホフ副長官、ブリッツ裁判官、アイヒベルガー裁判官、ミュラー裁判官もこの討論会に参加されています。