● 日時: 2020年10月3日(土)14時~17時
● 会場: Web会議システム「Zoom」を使用して開催します(詳細は月報をご覧ください)
● 報告者: 浮田徹(摂南大学)
● 報告判例: 2018年12月18日の第1法廷決定(BVerfGE 150, 309、車両ナンバー読み取りシステムに関する決定)
https://www.bundesverfassungsgericht.de/SharedDocs/Entscheidungen/DE/2018/12/rs20181218_1bvr279509.html
➣ 決定要旨(BeckRSより):
1. 補完性原理から導かれる、法律に対する直接の憲法意義の申立の前の専門裁判所への訴えについての基本的な義務は、申立人を、利用可能な選択肢とそれにより注意すべき期限に関し、予測のつかない危険に晒してはならない。この点で、法律上の期限に関する権利保護に有利な解釈が必要である。
2. 捜査のための警察の検問所あるいは検問地域の補助のためのナンバー自動読取りシステムに関する規定は、それが刑事訴追に貢献する限りにおいて連邦の立法権限の下にある。
3. 警察の捜査の法律上の規則に関する比例原則から導かれる要請についての基準について(BverfGE150, 244参照)